近現代の日本と墓地文化

日本のお墓の文化は大きな変化を見せていると言えます。実際、一昔前までは土葬が主流であったわけですから、海外よりも急激に変化しているとも言えるでしょう。外国人にとって不思議なのは、その変化に柔軟に対応している点です。例えば檀家の文化を重視している寺院を除いて、ほとんどの寺院と民間霊園は基本的に墓地の購入を希望する人の宗派を問いません。一言で言えば、日本のお墓は見かけほど仏教色が強くないのです。それでもきちんと成立しているわけですから、宗教が当たり前のものとして存在している海外からやってきた外国人の目には、不思議な現象として映るのです。特にキリスト教徒の墓が和風墓石の横に位置しているのは、目を疑う光景なのだそうです。外国人が驚くのはそれに留まりません。伝統を大切にする国でありながら、非常にポップなお墓が広まりつつあるのも、彼らにとっては面白い事象なのです。では単なる好奇心と峻別する意味で、日本のお墓について外国人が高く評価している点はどこにあるのでしょうか。彼らがよく挙げるのが、非常にコンパクトなお墓が整然と並んでいる様です。海外では棺のまま埋葬することもありますから、基本的に一つ一つのお墓の面積は日本のそれの何倍にもなります。また火葬を評価する外国人も少なくありません。火葬は衛生面で優れた方法と言えるため、日本の真似をする国も出始めているくらいです。ただ日本のお墓が清潔なのは火葬だけが原因ではないことを彼らはよく知っているため、それも含めて日本に敬意を抱いている人がいるのです。日本の霊園は自然豊かなところも多く、例えば青山霊園のようにお花見の出来るところもあります。

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